プロンプトには流行があります
ChatGPTやGemini、Claudeなど会話形AIツールが続々と公開されています。
複数のツールの回答を同時に表記してくれる天秤AIなどのツールも出ています。
そうしたAIツールを利用するときに重要になるのが、AIにどのような指示(プロンプト)をするかです。
プロンプトはAIツールの初期から多くのユーザーに研究されていてますが、実は流行のようなものがあります。
評価の高いプロンプトはAIツールのバージョンアップ時に組み込まれて必要なくなったりするためです。
この指示(プロンプト)を入れれば回答の質が上がると分かっているのなら、予めその指示と同じ考え方で回答するように設定しておいた方が簡単ですよね。
そこで今回は最近提案されたものに絞ってプロンプトを紹介して行きます。
上手に使うと回答の質が格段に上がりますよ。
パワハラプロンプト⁉
まず紹介するのはnoteのCXOなどを務める深津貴之さんが考案したプロンプトです。
AIの回答に「ダメ出し」をして奮起を促すもので、一時はXでも「パワハラプロンプト」として話題になりました。
AIに質問をして回答が出た後で以下のプロンプトを貼り付けます。
ありがとうございます。この出力を60点とします。
これを60点とした時に100点とはどのようなものですか?
100点にするために足りないものを列挙した後に100点の答えを生成して下さい。
これによって回答の質が大きく上がるというものです。
パワハラプロンプトと呼ばれるのも少しわかりますね。
対話型式の回答を求めるプロンプト
解説用のサイトや動画などで、内容をわかりやすく伝えるために対話形式に表示していることがしばしばあります。
太郎さんと花子さんなど聞き手と話してに別れて進めるスタイルで確かに理解しやすいですよね。
そうした形式でAIに回答して貰う方法です。
ビットコインについて
人と人(ジョンとエリー)が対話する物語形式で
分かりやすく解説してください
対話形式のサイトや動画の原稿を作る時にも重宝しますよ。
プロンプトを自動生成してくれるツール
質問したい内容を入力すると有効性の高いプロンプトに変換してくれるツールもあります。
いくつかそうしたツールがありますが、Quartzite AIというツールが無料でアカウント登録もなく使えて便利です。Quartzite AIのフリープロンプトページにアクセスして「Prompt to optimize」の欄に質問内容を入力しボタンをクリックするだけです。
右側に強力なプロンプトに変換された内容がでてくれるのでコピペして使います。
入力は日本語でも大丈夫ですが、変換したプロンプトは英語で出てくるので、後で日本語に翻訳するか、または「出力は日本語にして下さい」といれると良いでしょう。
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