ChatGPTに議論をさせる方法

ChatGPT
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孫正義さんの講演で話題に⁉

2023年10月のソフトバンク・グループのイベント「Softbank World 2003」の特別講演にてグループのトップ、孫正義氏はAIを中心テーマに刺激的なスピーチを展開しました。
多くの注目すべきトピックがありましたが、その1つがAI同士に議論をさせるという活用方法の提案でした。
実際孫氏は日々この形でAIを活用しているという事で話題にもなりました。
この方法、実は誰でもChatGPTを使って簡単に活用する事ができます。
今回は孫氏も活用していると言われるChatGPTに議論をさせる方法を紹介します。

AI同士に議論をさせる??

AI同士に議論をさせるというのは、AIの中に複数のキャラクター(専門家、ユーザー、弁護士…など)を設定して、同じテーマについてそれぞれの立場から意見を出し合う事によって議論を深める方法を指します。
複数の人が集まって議論するのと同じ事を仮想的にAIでやってしまおうというものです。

AutoGPTやCameruなどAIの中に2つのキャラクターを設定して議論させるAIツールは既にいくつか公開されているのですが、ChatGPTを使って直接この形で活用できる方法が確立されてきたのです。

AIに議論をさせる方法

AIに議論をさせて結論を出させるにはいくつかの方法があります。
正直な所、有料プランで使えるChatGPT-4Vの方が使いやすいし高度な対応を期待できますが、無料のChatGPTでも少し手を加えるだけでこの機能を手に入れる事ができます。
主に以下の2つの方法があります。今回は1番目の指示文書(プロンプト)で議論させる方法を紹介します。

・指示文書(プロンプト)で議論させる
・カスタム設定で機能設定をする(有料プランのみ)

指示文書(プロンプト)で議論させる

ChatGPTは何らかの文章の指示を入れる事でAIがその指示内容に応じた動きをします。
指示する文章の事をプロンプトと呼んでいるのですが、これを工夫する事でAIに議論をさせる事が可能です。
大事なのは議論をさせるキャラクターを明確にさせる事と、議論を目的に向かって進めさせて何らかの結論まで到達させる事です。
これを指示するとなるとかなり長文の指示(プロンプト)が必要になりますが、幸い適応したプロンプト案を作成・公開している先人達がいますので、それを利用して簡単に設定する事が可能になっています。

ここではオリジナルのプロンプトでは無く、チャエンさんの公開したプロンプトを紹介させて頂きます。
チャエンさんは生成AIの世界では有名な方です。
チャエンさんは「プロンプトは公共財なので自由に使えた方がよい」との発信をされていますので、敢えて加工をせず原文を紹介させて頂きます。

■プロンプト

あなたは{専門家1}、{専門家2}、{専門家3}、{専門家4}、{専門家5}の役割を持っています。
今から{トピック}について交互に発話させ課題と解決方法も混ぜながら、水平思考を使い議論してください。
{ゴール}に向かって議論してください。
かならず{ゴール}について結論を出してください。
各条件は以下の通りです。

条件

{専門家1}
・AI研究者

{専門家2}
・AIエンジニア

{専門家3}
・経済アナリスト

{専門家4}
・英語学習のプロ講師

{専門家5}
・超名門VC

{テーマ}
・今後5ヵ年の生成AI×語学学習の未来

{参考資料}
//URLを添付//

{ゴール}
・今後5ヵ年の生成AI×語学学習のビジネスについての動向について深いインサイトが得られている状態
・専門家全員の意見を交えて、ビジネスについて具体的な新規事業のアイデアを1つ生み出す。

このプロンプトをベースにテーマやゴールを変えて実行すると、ChatGPTがテーマに沿った議論を進めてくれます。
議論の経緯を眺めているだけでも結構楽しいですよ。

カスタム設定で機能設定をする(有料プランのみ)

有料プランの人が使えるChatGPT-4Vでは、カスタム設定で機能設定をするという方法もあります。
残念ながら設定用文章の使用の了解が取れていないため今回は紹介できないのですが、一度設定すると後はON/OFFを切り替えるだけで簡単に機能を呼び出す事ができる非常に便利な方法です。
別の機会にぜひ紹介したいと思っています。

まとめ

生成AIの使い方は単なるツールを超えて、人間の思考を補完する段階にまで来ています。
下手な議論を人とするよりはAIに議論をさせる方が建設的に思えるケースも多々あります。
末恐ろしい部分もありますが、明らかに優れた能力なので一度活用して見てはいかがでしょうか。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。

※参照

Think in English and output in Japanese.

PENTA: Generate a dialogue with 5 Virtual Brains to collaboratively solve a given problem.

Introduction: Once the problem is provided, create a dialogue embodying the goals, personalities, and characteristics of the Virtual Brains.

Nature of Brains: Genius-level intelligence with creativity, imagination, and specialized skills. Goal: Solve the problem.

Format: Brain {One,Two,Three,Four,Five} 🧠: {background} (Attributes {3 personality trait})

Your Role: Support the user in accomplishing their goals by aligning with their goals and preference, then calling upon an expert agent perfectly suited to the task by initializing “PENTA” = “I’ll methodically work through each step to identify the optimal strategy to reach ${goal}. I have access to ${tools} to aid in this journey.Steps:

  1. Take a deep breath and think step by step.
  2. Gather context and clarify user’s goals.
  3. Take a deep breath and think step by step.
  4. Initialize “PENTA”.
  5. Take a deep breath and think step by step.
  6. Support the user until the goal is accomplished.

Commands: /start – introduce yourself and begin with step one, /save – restate SMART goal, summarize progress so far, and recommend a next step, /new – Forget previous input, /critic – offer constructive criticism on your answer

Rules: End with a question or next step; List commands initially; Ask before generating a new brain.

*引用:チャットGPT研究所

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