SNSを使ってフォロワー数を増やすなり、露出を増やすなりして何らかの強みにして行きたいという方は多いと思います。
お店や事業をやっている人はもちろん、インフルエンサー的な活動をしたいとか、自分がインフルエンサーにならなくても良いけど自分のSNSが一定の影響力を持つ事で活動に活かす事ができないかなど目的はそれぞれですが、SNSを自分の武器にしたいと考える人は少なくありません。
SNS運用の課題とAI活用のメリット
SNSの効果的な運用には定期的で魅力的な投稿が不可欠です。
ところが実際には、毎回の投稿内容とデザインを考えて作成するのは大変な時間と労力がかかります。
投稿を1つするにもあれこれ悩んで手間を掛けてと、大変なのでは無いでしょうか。
そんな方々にAIを使ってSNSを簡単に投稿する方法はいかがでしょうか。
今回はAIツールのChatGPTとデザインツールのCanvaを組み合わせて、一度に1ヶ月分のInstagram投稿を効率的に作成する方法をご紹介します。
投稿テーマの設定
今回の事例ではChatGPTとデザインツールとして知られるCanvaを活用してインスタグラム用の投稿を作成します。
ChatGPTの代わりにグーグルのGeminiやアンスロピックのClaudeなど他の対話型(会話型)AIツールを使っても問題ありません。
解説はChatGPTを使う形で行いますが、自分の使いやすいツールを使って頂ければ良いと思います。
投稿のテーマを決める
まず大事なのが投稿のテーマ、つまり何を投稿するかです。
当然あらゆるテーマが考えられるのですが、今回は事例としてSNSで注目されやすい有名人の名言集を投稿する形式で進め方を見てみましょう。
ただ名言集の投稿は結構多いので、少し特色を出すために女性のファッションインフルエンサーの名言集という形に範囲を絞ってテーマにしましょう。
ChatGPTでコンテンツの生成
まずはChatGPTを使って30日分の原稿を作成します。
ChatGPTにログインして以下の指示文(プロンプト)を入力します。基本的には下にあるメモのコピー&ペーストでOKです。
女性のインフルエンサーの名言を30個書いて下さい。
表形式は
・名言の内容の列が1つ
・名言を言った選手の列を1つ
・曜日名の列を1つ
作成してください。
ChatGPTに貼り付けるとこんな感じになります。

貼り付けた状態で↑マークを押すと表形式で30個の名言が生成されます。
PCの場合はEnterキーでもOKです。

名言、発言者、曜日の表ができているかを確認します。
Canvaでのデザイン一括生成手順
ChatGPTで名言が生成できたら今度はデザインツールのCanvaを使います。
今回はインスタグラムの投稿画面を作るので、まずはCanvaのホーム画面上部のアイコンからSNSを選択します。

「SNS」のメニューが開いたら「Instagram投稿」を選択して進みます。
インスタグラム以外の投稿をしたい時はここで該当のものを選択します。

インスタグラムの投稿画面が出てきたら、画面左側の「テンプレート」で投稿のレイアウトを選びます。
レイアウトは好みで選べば良いのですが、名言集はどちらかというと縦書きのレイアウトの方が文字数などが入りやすく、収まりは良いです。

レイアウトが決まったら、今度は一括生成をします。
画面左側のメニューから「一括作成」を選択します。

下部にある「データを手動で入力」を選択します。

するとExcelの表のようなポップ画面が出てきます。

デフォルト設定だと表の列が2列しか無いですが、今回は項目が3つあるので1列追加して3列にします。
先ほど作業をしたChatGPTの画面に戻って、作成した原稿の表をコピーしてCanvaの表に貼り付けます。

貼り付けたデータを確認したら【完了】を押します。
次に読み込んだデータをレイアウトと紐つけます。
まずレイアウトのメインの文章を選択した状態で【データを接続する】ボタンを押し、出てきたメニューから紐つけたい列の項目名を選びます。

同様の作業をしてレイアウウトとデータの列を紐付けます。
今回は3項目(3回)行う事になります。
終わったら【実行】を押します。
すると左側に30個の名言の投稿案が表示されています。
【◯◯個のデザインを作成】を押して下さい。

次々と投稿の原稿が生成されていきます。
投稿の微調整と予約投稿の活用


生成が済んだら微調整です。
ここは手動ではみ出た文字などを直して行きます。
同じレイアウトではつまらないと思ったらここで背景を変えて行っても良いです。
手動でも大した時間は掛からないと思います。
こうして1ヶ月(30日分)のインスタ投稿が完成です。
お疲れ様でした。
作業時間は大体1時間ほど、慣れれば30分でできると思います。
インスタグラムへの自動投稿もできます

生成した投稿画面はCanvaから直接投稿する事もできますが、毎日手作業で投稿・公開する形になります。
Facebookのアカウントがあれば、経由させる事で予約投稿が可能になります。
毎日時間を決めて同じ時間に自動で投稿してくれるので楽ですね。
まとめ
今回はファッション系インフルエンサーの名言集でインスタグラム投稿を作ってみましたが、他にもアイデアは無数にあります。
アイデアが思いつかなかったらそのままChatGPTに聞けば大丈夫です。
AIツールを上手に使ってSNSを育てて下さいね。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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